ソチ後から平昌オリンピックまで、そして新しいチームメイトを迎えたところまでが収録された「チーム・ブライアン新たな旅」が発売されました。
私はkindle版で買いました!
以前も書いたのですが、「300点伝説」をほんの数ヶ月前に読んだばかりでいくら新装版だからと言ってちょっとつけたしただけのものを買うのはなあ〜…と躊躇していましたが、サンプルの目次を見たら、被っている部分は意外と少ないし、はじめにという序章部分で泣けてきそうだったのでポチッと買いました。
チームブライアン 新たな旅を読んで
私、試合感想もそうですが、感想書くの向いていません…。
でも、この本買ってすぐに最後まで読んじゃいましたので、まとまらないと思いますが、興奮の冷めないうちに!
「300点伝説」の既視感あるところを読んでいくと、シームレスに新しく書かれたところへ繋がります。
四大陸選手権でネイサンに敗れたときはオーサーはどう感じていたかな、と思っていたら「想定内」みたいな感じで一枚も二枚も上手だなあと思いました。
オーサーは、さすがとしかいいようがない。というか、スポーツ選手のコーチとかも含めてコーチングをしたことがないので(子育てはあるが…。)物事を俯瞰的に捉えたり、長いスパンで見据えたり、ピーキングのことも含めて私みたいな素人は小さな結果に一喜一憂しがちだから流石だなあと思うのです。
スポーツじゃなくても、受験とか、就職とか色々なところでオーサー本は大変参考になりそう。
それから…。
やはり、羽生結弦は只者ではない。
あの奇跡は、オリンピックという最高の舞台があったから奇跡を起こせたと思うし、普通の年の世界選手権とかでは無理だった(多分棄権していただろう)。
それから、韓国に到着してからマスコミの前で「クリーンに滑れば勝てると思う」なんて、私だったら絶対言えない…。その前に選手じゃないからそういう状況になることも想像できないのだけれど。
普通の選手でもそんなことになったら大変なのに、優勝候補として世界中から桁違いに注目されているのに。
…うん、これは鋼の精神と強い意志がないと誰にも真似できないな。言える人がいるとしたら、羽生結弦だ、としか。
オーサーもまだ結弦の完成度を見れずじまいで韓国に来ていて、内心不安だったと思いますが「結弦をなめるなよ」でしたっけ。あの発言を聞いてすっかり安心していた私がいます。
二人の発言を聞いて、多分大丈夫だろう、と暗示にかかった人は多かったんじゃないかなと思いますが…。
そういう二人の意思と発言もあって、なんとなくだけど、羽生結弦が優勝するような気がする、という流れというか空気がオリンピックの会場ですでに出来てきてたと思うんです。…というのがテレビからなんとなく感じてました。これはマスコミのおかげかもしれませんが。
その時まだニワカだった私が「負けそうに見えない」と思ったのも、暗示だったのかもしれません。
団体戦を鋭く見ていたオーサーは、誰が調子が良いのか仕上がっているのかを見ていたと言ってました。昌磨が来て、ネイサンが失敗するのも予想できていたんでしょうね。
オリンピックに魔物がいる、とか言いますが、波乱のある展開になることって多いですよね。
ベテランの優勝候補が失敗してしまうことや、ノーマークのプレッシャーを受けなかった選手が神がかりな力を発揮して金メダル取っちゃったり。期待されてその通り金メダルって意外と少ない気がします。
特にフィギュアスケートって精神的なものがたくさん影響をうけやすいスポーツだから、ずっと全戦全勝の選手ってほとんどいないし、オリンピックとなると、なかなか難しい。勢いがあって波に乗っていて、それでいて一番手よりプレッシャーが少ない二番手の選手が勝ってしまうことが特に多いと感じる。
ソトニコワとか、タラ・リピンスキーとか。。ザギトワもかな。
ソチの羽生くんもそうだったかも。
でも、平昌の羽生くんが受ける注目度とプレッシャーったら。。2連覇がかかってたからもあるし。
やっぱり只者ではない、スゴい、としかやっぱり言えないです。
とっちらかった感想ですが、感動がこれじゃあわかりづらいかな?フィギュアスケートに興味がある人もおもしろいと思いますが、他のスポーツで頑張っている人、部活や勉強、将来に明確な目標を持って努力している人にも読んでもらいたいと思いました。
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これらの本も手に入れました!