色んな感情が渦巻き、ドラマが多すぎたイベントでしたね。
何から書いていいか分からない…。
ジスラン!早く来て!
まず、ジスランが来ないアクシデント!アクシデント理由も最初は分からず、もやもやソワソワしましたね。SPは羽生くん一人。その後の公式練習も一人。羽生くん、4A挑戦しちゃったよ。
しかし、羽生くんの誕生日を迎える2分ほど前に、ツイッターでジスランの姿を無事拝見!本当に良かった…。パスポートが盗難されてトロントに戻らなければいけなかったとか…。もしや羽生くんを陥れるためにジスランが狙われたのか?と一瞬思ってしまったけれどそうでないことを祈ります。犯人許すまじ。逮捕されてほしい。
涙のSP
羽生くんはショートもフリーも最後にコンボ。心臓が痛い…。リスキーで冷や冷やなんです…。ショートは最初のサルコウも失敗することもあったし、ずっと成功していたコンビネーションも、いつか失敗するんじゃないかというくらい少し危ういと思っていたんです。
それがこんな時に…。
私はライブで見られなくて、でもその時間帯はソワソワしてしまい携帯で状況をチェックしていました。ああ~…って動揺してしまいその日は何もできないほど落ち込んでしまいました。
プレッシャーが大きかったのかな…。紀平ちゃんや鍵山くんもきっとプレッシャーが大きかったんだろうな、って思う。
対してネイサン・チェン選手は110点と羽生くんのもつベストに近い得点を出しました。ああ、とうとう110の中に入ってきたのね…。
スゴイ、けれど複雑な気持ち。
13点差…大きいな。さいたまワールド再びかあ。
それでも、コンビネーション以外は凄く良くて、サルコウもアクセルも。惜しみなく満点出してくれていいんだよ!って思いました。何が不満なんだろう。
攻めのFP
私はFPに臨む前は、厳しいけれど絶対勝ってほしいと願っていました。負けてしまったら悔しいだろうしその時を想像するだけで胸が苦しくなるので、勝利を信じていました。
でも、終わってみて私は結果よりも、2年ぶりに公式戦で挑んだ4回転ルッツ、そして怪我の原因になった4回転ループともに今までで一番きれいに決まったことがとても嬉しく、その挑戦した志に胸がいっぱいになりました。
今までやったことがない4回転5本挑戦。5本とも着氷!最後の最後で3A×3Aができませんでした。それにしたって、200点に行かないのはおかしいな、って思いましたが。限界に挑戦した姿に、本物のサムライ魂を見た気がしました。私が初めてファンになったのは、この人はサムライだと感じたことがきっかけでした。インタビュー内容や挑戦し続ける姿勢、ストイックさなどです。
今思えば、本当はもっとこんなものじゃない、もっと羽生くんらしく美しくエレガントにたくましい演技ができる。その良さのアピールがあまりできなかったことは悔しかったかと思います。
ただエキシビションでのノッテステラータを見て、ただ一人圧倒的な表現の美しさを放っていたように思います。やはり1000年に一人の逸材なんだな…。
ネイサン・チェン、世界最高得点更新
335点・・・。旧採点の羽生くんの330を超えたかあ。しかしあの時はフリーは3つしか4回転やってなかったって凄い。PCSに10が立ち並んでて。
スゴイ、これは誰も越えられないかもしれないなあ…。って考えてしまいました。せっかく世界最高得点の演技を魅せたのに、なぜその衣装なんだろう…。これからずっと再生され続けるかもしれないのに。
ふと思う
絶対去年のファイナルだったら羽生くん優勝できたのにと。ネイサンも宇野くんもグダグダだった…。その前の年だって優勝できた…。たらればはいかん、と思うけれどやっぱり、ついね。怪我やアクシデントがなかったらもっとタイトル取れたのに…って思っちゃいます。
そう思うのは、もしかしたらもう世代交代なのかもなあ…って感じてしまった空虚感というか。前回の埼玉ワールドは怪我明けというハンデもあったわけで、いいコンディションで迎えられたら羽生くんが勝てたかもしれないという気持ちもどこかにあったから。
羽生くんは今までずっと怪我や病気などのアクシデントによって悪いコンディションで試合を迎えてタイトルを逃してしまったことが多かったように考えられます。平昌は優勝できたけれど。。抜きんでた実力を持ちながら、運にみはなされることがあったように思います。
でも、5輪二連覇。運の悪さとここぞという強運でプラマイゼロの人生なのかな。だからこそいつもドラマチックなんだろう。
しかし今回の試合で一つの確信。点数では負けるかもしれない。でも羽生くんには誰も越えられない圧倒的な芸術性がある。点数で差をつけられないもどかしさがあるけれど。昨年より一昨年よりもずっと円熟した美しい演技ができるようになって進化し続けている。
ルッツもループも、足のケガのリスクがあるのにあんなに美しく跳んでいるところを見ることができるとは思わなかった。本当にいつも幸福をいただいている。感謝しています。そして、4年ぶりの全日本選手権!怪我無く、病気なく、無事に試合に出てくれることを楽しみにしています。