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世界選手権2019男子シングル感想

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女子の感想に引き続き、男子~。初めて現地観戦した男子のSPの感想はこちらです。

宇野昌磨選手、4位に

ずっと台乗りしていた昌磨君が、崩れた。四大陸選手権で優勝するまで、主要大会で連続6回2位で、シルバーコレクターなんて言われたことも。でも銀メダルの価値って改めて凄いことだったんだな、って思います。台乗りを逃すのは2016年の世界選手権以来…って。凄いよ。

序盤の4回転ジャンプを次々と崩し、2回目の4回転トゥーループもリピートに。なんだか可哀そうになって途中から「ジョウくんに負けてしまう」とわかってしまって観てて辛かったです。

思えば、羽生くんも宇野くんも紀平さんもこの大会に対して気合が入りすぎていたように思いました。日本開催ということで余計に重圧があったことでしょう。もしかしたらこういうリスクも考えて、なおも「勝ちたいと思わないと勝てない試合」と受け入れて試合に臨む昌磨君は、去年までの天然キャラのような存在とは違いました。

悔しい気持ちをばねにして、もっと成長できると思います。来シーズンも応援しています!

羽生結弦選手、銀メダル

色々と私も悔しい。

昨シーズンまでショート、フリー、総合得点を更新するのは4年位もの間羽生くんだけでした。つまりずっと独壇場でした。でも羽生くんのフリーと総合得点を更新した後で、またネイサンが直後に2つとも更新してしまったのは、悔しい。ショートの記録を羽生くんが持っているのは救いですが。

GOEでもネイサンに軍配が上がってしまいました。GOEに関しては羽生くんのアドバンテージだという部分も。今回は羽生くん比でいつものきれいな着地が少なく、耐えたものが多かったように思いました。報道番組で平昌の映像が挟まれることが多かったけれど、平昌の試合の時のジャンプの方が完璧さがありました。それでも、絶対にあきらめたくないという気迫、心にこもった演技はとても伝わってきました。

正直、ネイサンのルッツはきれいだけど、やっぱり普通の女子のトリプルルッツのような助走の長さは気になります。助走が長いのは悪いことなのか?と言われればもしかしたら新基準ではあまり問題にしてないのかもしれませんが…。しかし、女子のルッツでも無難できれいなだけのルッツってそれほどGOEもらえてないですよね?だからちょっとGOEもらいすぎるなあ…と。ネイサンに限らず、4回転ジャンプに対するGOEは基準が甘すぎる気がします。はじまる前は、めったに5なんてもらえないのかな、ってワクワクしたのに。

サルコウがショート、フリーともに決まらなかったのも悔しかったです。世界一のサルコウが…。思えば伊藤みどりさんもアルベールビル五輪でルッツがショートフリーとも決まりませんでした。あの絶品の特大ルッツが…。公式練習で最初のうちは調子よくて徐々に調子を落としてしまったところ、銀メダルに終わるという点もかぶる。

でも、オリンピックじゃなくて良かった。思えば羽生くんは今季最初のころ少しふわふわしててショートではジャンプが前半に全部固まっていたりとか、次世代を見守っていたい、とか勝負師を卒業してしまったのかと思ってました。

でもまた強力ライバルに触発されました。少年漫画のように年を重ねるにつれ、いろんな個性のライバルが立ちはだかる!羽生くんはずっと強いのになかなか簡単に勝たせてもらえない。実力があってチャンスがあっても何か別の怪我とか病気などの障害があってすんなりと進ませてもらえない。勝つときはいつもドラマチック。ここまで設定入れなくてもいいから普通に勝たせてほしいよね。

今回のようにほぼ全力を出しても相手にショートフリーをそろえられて完敗してしまうというのは新しい負けパターンかもしれません。でも、ショートの自己ベスト110点と、フリーのサルコウミスや、普段のようにもっときれいなジャンプを跳んで得られるGOEを加味するとネイサンと肩を並べますよね。だからまだ実力では拮抗しているんじゃないかな。そのショートフリーをそろえるってのが最も難しいんですけど。

そして、いろんなハンデが悔しい。年齢的な面もそうだし、怪我明け試合でやっぱり調子の100%は出せなかったようでした。それでも気合で乗り切ったように思いました。そこが感動したのですけど。右足首の状態がもっと良かったら。。そもそも怪我がなかったらもっと僅差で張り合えたのに。

昨シーズンの怪我の影響からルッツを外しているのも構成上不利。4回転ルッツも習得しているのにトゥに響くから外さぜるを得ないのも悔しい。

私はフィギュアスケーターじゃないので想像でしかないですが、4回転ループがフリップやルッツより難しいように見えます。試合で認定されるのも4回転の中で最後でした。しかもトップ選手みんな外しちゃうし、羽生くんと、あともう1人しかやってないらしい(私もどこかで跳んでいる選手をみたような気がしたのですが、誰だか忘れてしまいました)。

それなのに、4回転ループがルッツやフリップより点数が低いのが悔しい。難しいことやっているのになんだか少し損しているような。ネイサン君も確か1回くらいしか試合で跳んでなかったような。

羽生くんだけができる4回転トゥーループと3アクセルのジャンプシークエンスも難しいわりに8割の得点になってしまってあまり旨味がありません。自己満足と言えばそうかもしれませんが、バトンさんの「今の若者はフィギュアスケートを変えるという気概が足りない!」とおっしゃってたように、羽生くんは自分の持ち味、個性という部分も点数度外視で挑戦している部分があります。荒川さんのイナバウアーみたいなものに通じるのかも…。

そういう個性とか、惹きつける演技とか、PCSとかで測るとあんまり関係なくなっちゃうのかもしれませんね。でも例えばCOとかPEとかの部分で評価してくれたらなーって少し思います。

ネイサン選手、二連覇

ワールド二連覇かあ。日本人選手はまだ誰も成し遂げたことがない偉業を…。伊藤みどりさんもコンパルソリーの出遅れのせいでできなかった、真央ちゃんもできなかった、羽生くんも連覇はできなかった。しかしネイサン強すぎるのでまた来年もその次の年も勝ってしまうかもしれない…ちょっと怖い存在です。

彼が凄いと思うのが、欠点を今シーズンやたらと克服してきたところです。

トリプルアクセルが上手くなっていたのとか、詰まりがちなジャンプがきれいな形になっていたことなど。きっと研究して直してきたんでしょう。あっさりと修正してくるってのは相当運動神経がいいってのときっと他の人のお手本などを研究する能力に優れているのかも?

平昌五輪を経てメンタルも強くなりました。なんでもできる天才君なので日本人選手にはいままでいないタイプですよね。これまでにもいなかったかも。

ただ、不満があるとすれば、バトンさんの「今の若者はフィギュアスケートを変えるという気概が足りない!」って部分かなあ。黙々とエレメンツをこなしているように見えちゃう。それぞれはしっかりやっているし上手いんだけど。

年末に紅白を見ていて思ったのが、出場歌手たちは個性のぶつかり合いだなあ…って。ワンフレーズ聞くだけでその人の個性がすぐわかる歌手っていっぱいいるけれど、一方で歌が凄く上手なのに何かが物足りない人ってのもいて、やはりあまり売れてなかったりして…。何が違うのかと言われれば難しいですが、やっぱり「個性」かな、って。

ザギトワ選手もネイサン選手も上手いけど、「個性」の部分がまだ少し弱いように思います。高橋大輔さんや町田樹さんも個性凄かったし、そういう個性のぶつかり合いがとても楽しかったと思います。

羽生くんや宇野くん、宮原さんにはそういった誰も出せない個性があるなって思うのですけど。今回優勝した選手たちは、そのあたりが物足りなさになるのかな~…。

今回日本人選手が優勝できなくてとても悔しかったですが、私は男子ショートとペアフリーを観戦もできたし、男子も女子もとてもレベルが高くて楽しかったです。名シーンや名勝負がいっぱいあって記憶に残る大会になりましたね。

とりあえず世界選手権2019のリザルト公式はこちら

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