女子の結果が出ましたが、それはまた別の記事で書くこととします。
男子ショートを実際に観てその感想も併せて書いてみます。
はじめてのフィギュアスケート観戦
ぴょん落ちにわかの私にとっては、まさかこの私がフィギュアスケートを生で観戦することとなろうとは思ってもみませんでした。
スポーツを観戦したり、ミュージシャンのライブに行ったりなど、そういうことは無縁で過ごしてきたので、チケットとかを滅多に買ったことがありません。チケットを手に入れるのがとにかく大変らしいというイメージだったので、そういうのはハードルが高いものと感じていました。
しかし、平昌五輪後、羽生選手はいつまで現役を続けてくれるだろうか…。引退までに一度くらい生で試合を見てみたいなあ…なんて願望ももちつつ、思い切って行ってみた高島屋の羽生結弦選手の衣装のマネキンの細さを間近に見て、ますます本物を眺めてみたい欲求が増しました。
そんな時、3月の世界選手権がなんと、私が住む関東のさいたまスーパーアリーナでやると知り、チケット手に入れるの難しいだろうなあ…とか思っていたら抽選販売とあったので、ダメもとで申し込むことに。最初の一時抽選でなんと21日が当選。申し込みはB、C、D狙いで、C席でした。プレミア席、S席、A席は金額の面で申し込みできず…。初めてだから娘と一緒にと思って2つ申し込むと、高額なものは申し込めませんでした。1つにしてS狙いしてもよかったかなと後から考えましたが…。
21日の過ごし方
JRの最寄り駅近くに車を置き、北与野駅経由でさいたまスーパーアリーナへ。北与野駅経由の方が実は少し運賃が安いことを当日に知りました。
10時半くらいに到着し、いったん会場に入りました。
空港のような荷物チェック、「花売ってる!」「プレゼントボックスがある!」と感動しつつ、目当てのパンフレットを手に入れました。ついでにマグカップも…。グッズ売り場が長蛇の列ができていると20日に情報があったので、「これは早くいかないと」と覚悟をもって行ってみたら拍子抜けするほど誰も並んでなくて簡単に手に入りました…。なんでだろう??と思ったら、初日の時はもっとグッズがあったようなので、そのグッズを目当てに長蛇の列だったのかな…。慣れなくてグッズ事情に疎くて知らなかったです…。
他にも物販グッズがあれこれ並んでいるのをさらっと見たり、デニス・テンさんのコーナーを見たり、何となく回ってまた外に出ました。
そしてコクーンシティに移動してフードコートでランチ。11時過ぎごろだったので席は余裕でしたが、12時にはもうどこも空いてないくらいビッシリ。早めに来てよかったです。フードコートにてゆっくりパンフレットを見ました。
1時過ぎくらいまで本屋などで時間つぶし、また会場に行きます。ペアのフリーを最終の1つ前のグループの途中から見学。
400レベルに期待してなかったのですが、意外にもめっちゃよく見える!と思いました。表情まではさすがに分からないですが、俯瞰で見えるのでこれもいいな、と思いました。幸運にもドアの近く、通路は1つだけ他の人が座る席だったので、出やすい席でした。
演技途中で座ってこようと私たちの前を通って席につく人がいました。ちょっと信じられなかったです。私たちは演技が終了したのをドア付近で見守ってから移動したのに…(そうやって移動する人がほかにもいたのでそういうもんだと思いましたが)。
そのままペアの最後、セレモニーまで見て、また外へ。
出口は多少混雑していて、パンフレット売り切れの張り紙に驚愕。よかった買っておいて…。
そしてまたコクーンシティへ。娘がぶらぶらウィンドウショッピングしたいと言ったのに、あっという間に目的を果たすと暇に。ライフというスーパーで飲み物や飴を買ったり、学校に必要なものを買ったり。それでも時間がうまくつぶせず…。時折ベンチでのんびりパンフなどを見たり携帯いじったり。
5時になって、さいたま新都心駅近くのリトルマーメイドで軽ーく食事。おなかをいっぱいにしすぎない、途中でトイレに行かなくて済むように軽めにしとこうと思いました。というか昼ご飯がまだ消化しきれてなかった。。
トイレは同じ建物のトイレに行きましたが、個室が少ないのもあり、なぜか長蛇の列。この人たちみんなスケート見に来た人たちっぽかった…。
第4グループから見に行く予定でしたが、やることもなくなり、待っている時間ももったいないので第3グループから見ました。ちょうど製氷中だったせいでトイレにディズニーランド並みの行列ができていたのにびっくりしました。これはいったい何分待たなくては行けないのだろう…行きたくなった時に間に合わなかったらどうしようとビビりました。
飲み物を買ったけれど極力飲まなければ大丈夫、と思い、結局最後までトイレに行かずに済みました。
第3グループから最後のネイサン君まで見て、ネイサンの演技が終わったところからスタスタと帰り支度をしてささっと出ていく人がいたので、「え、点数聞かないの?」と思いつつ、私たちもつられて出ました。扉から出ると、さらに外への扉が開いていてすぐに出ることができました。なのでかなりスムーズでした。北与野駅の9時15分の電車に乗ることができましたが、特に混乱もなかったです。
実際に観た男子ショート
モニターもあるけれど、テレビとの違いは左上に表示されているジャンプの名称とかGOEとかがない。代わりに時間を計っているのが出ています。名前をコールされてから演技開始までと、演技開始から終わりまで。演技終了後のモニターでリプレイが出てきますが、アイスコープも見ることができます。
あと、パサパサパサッって音が音楽の途中で入るの何だろう?これも音楽の一部?なんて考えていたらカメラのシャッター音でした…。複数のカメラマンが一斉に同じ向きをそろえてシャッターを切っていたのですね…。
第3グループの選手はなんだか転んでばかり…。出たスコアも最下位更新ばかり…。難しいんだな、ジャンプって…。
でも第4グループからは一気に見ごたえが出てきました。テレビで見たことがある選手がいっぱい!田中刑事選手や、ジュンファンくんなど。
ジュンファンくんが点が伸び悩んだのは何だったんだろう。回転不足かな?とか、そういうプロトコルが分からないモヤモヤを引きづることに。(携帯とかで見ようと思えば見たらいいんですけど、あんまり見たくなかったので見てませんでした)
第5グループでは、ボーヤンくんはテレビでの印象通りにやっぱりジャンプの助走が長い印象。
イタリアのリッツオ選手は全然知らない選手でしたが、すっごく良かったです。もっと評価してほしいくらい。ジェイソンや羽生選手のような路線で行けそう。楽しみな存在です。
ヴィンセント・ジョウくんの4ルッツ・トゥループもよかった。テレビでは出てきませんでしたが、濱田コーチが見守っている様子も確認しました。
そしていよいよ始まった最終グループ!
入場する前に待機する羽生くんや宇野くんの様子を望遠鏡でのぞいて確認。望遠鏡なくても、オーサーが抱える(もしかしたらジスランだったかも)プーさんの黄色がすごく光って見えました。生の羽生くんを見ることができるなんて…と感激しつつ、遠くからでもテレビとイメージが全く変わらない。一瞬映るモニターのアップの顔がきれいでビックリしました。さすが雪肌精。
それとともに、やはり目を引くのが羽生くんのスケートで、とてもきれいに伸びて見えました。遠くからでも感じるオーラって凄いな…。オーラと言えばクビテラ選手を見つめるエテリコーチも後ろ姿なのにオーラ凄かった…。
6分間練習ではなかなか自分のタイミングで跳ぶスペースがなかったという羽生くん。私は初めてなので、なかなかそういうことには気づきにくかった…。そういえばサルコウに苦戦しているのかな?というちょっとした予感はありました…。
羽生くんの好きな第1滑走ではじまるショート。6分間練習でうまくいかないとそのまま引きづるというデメリットもあるのかな。私は親戚でもないのに心臓バクバクでした。
サルコウが抜けてしまい、私が放心状態になってしまい、その後、ちゃんと目に焼き付けておかないと、という目的もむなしく、サルコウの後に跳んだ肝心のトリプルアクセルは脳内再生できず…。でも4-3は覚えています。セカンドトリプルは少し危なかったけど、何とか。
表情は全く分かりませんが、遠くからでも演技がとても伝わり、やはり全体的に美しい。サルコウが悔しいですが、それでも94点というのは羽生くんの底力です。
投げ込まれたプーさん、見ていた娘はウケていました。隅に回収されたプーさん袋も何かとツボる・・。
次の宇野くんは、羽生くんのサルコウショックで動揺中でした。もっとしっかり見ておけば…。冒頭のフリップで転倒して、「宇野くんまで…」とまた動揺。4-2にしたから点数あまり出ないだろうな…と思ったのでやはり…。実はそのころ羽生くんも宇野くんの点数に動揺してたようですね。「しょーまがこんな点数低いなんてありえない!」みたいなそんな感情を見ることができたのが、なんだか嬉しいような。
宇野くんは私の娘より少し小さい身長ですが、スケートはとても大きく見えました。存在感が凄い。
次のジェイソンはさすがのジェイソンでした。本当に美しかった。よどみないトリプルフリップも、3アクセルも、ルッツートゥループも全部美しかったし、スピンもステップも全部。テレビで見るイメージとほぼ一致でした。
コリヤダくんはメンタル弱いけど、本当は上手な選手ってことはわかってて、私は結構好きなんです。スナイパーのような目をしていつつも、実はシャイっぽい感じとか。今回もやっぱりメンタルが出ちゃったかな。
キーガンさんはスケーティングが全選手の中で際立ってます!ブレードと氷の間に摩擦がないように感じます。早すぎてジャンプで転んでしまうほど。。パトリック・チャン選手もスケーティングが上手と言われていたそうですが、生で見たことがないので、こういう感じだったのかな?パトリックのスケーティング見てみたかったな。コンビネーションがなかったのと転倒で点数が出なかったけれど…もっと評価してもいいのにな、と思いました。
そしてネイサン。ネイサンが一番テレビと生とのギャップに驚いた選手でした。生で見るとそれほどスケールが大きくは見えませんでしたので、ジャンプ、特に4回転ルッツは助走が長く感じました。ノーミスで滑り終えて首位に。
後でテレビ録画で踊っている姿をみて、こんなにキレキレで踊っていたんだ!と衝撃でした。またクールなネイサンが表情もつけててビックリ。ジャンプもテレビで見た方がきれいでエフォートレスに見えました。上から見るとそこまで迫力はなかったのでびっくりです。なので、帰りの電車内で見た107点は高いなあ…と思ったものの、テレビで見たら「これはしょうがない」と思いなおしました。
初めての生観戦で気づいたことなど
同じようなスケジュールだったら、この過ごし方で結局正解だったな、と思いました。早めに行ったことでパンフも手に入ったし。暇つぶしが切れてしまったので、本などを持っていけばさらに良かったです。リトルアンデルセンではコンセントのあるカウンター席があったので、パソコンやスマホの充電器も使えます(持ってなかったけど)。
滑走順を前もってプリントアウトして正解でした!会場で掲示されていますが、携帯で写真撮るより紙の方が見やすいです。(明日の男子フリーはこれ)
服装は、スプリングコートの下に、調整用のカーディガン。日中は暑くてどちらも脱ぎました。どちらもパンフレットを買った袋に詰めていましたが、ビニールひもが切れそうに。小さくたためるエコバッグなどがあればよかったです。
嵐のような風が吹いていて髪の毛がぐちゃぐちゃになりました。特にさいたま新都心は風に弱そうなところです…。
会場内はコートは脱ぎました。通常より暑かったようですね。ひざ掛け必要かな、と思ったけど、持っていかなくて良かったです。