20年以上分からなかったフィギュアスケートのジャンプがあっという間にわかるようになった経緯にちなんで、ジャンプの見分けシリーズを書いてみます。
(あくまで素人目線です!)
今回は、私が見分けるのが苦手なフリップジャンプについて。
目次
ジャンプの種類は6種類
難易度順に6種類。
- アクセル
- ルッツ
- フリップ
- ループ
- サルコウ
- トゥループ
フリップはクルッと振り返って跳ぶ「ことが多い」ジャンプ
フリップは「flip:反転する、ひっくり返る」という意味からも、振り返ってポン!という感じのジャンプです。
たいていのフリップジャンプは振り返ってポン!って感じです。
4回転フリップを見るなら宇野昌磨かネイサン・チェン。昌磨くんはルッツを入れないことが多いので分かりやすいです。ネイサンはルッツも跳びますが、軌道の取り方がフリップとは違うので見分けやすいです。
ジャンプの見分け参考サイト
理論的なことは、こちらから。
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さまざまなフリップジャンプ
ルッツは、左足のエッジを外側に倒して跳び、フリップはエッジを内側に倒して跳びます。
「振り返ってポン!」という分かりやすいフリップジャンプを跳んでくれるのは女子選手に多く見られると思ってます。
しかし、「振り返ってポン」というイメージだけを持っているのはどうやら間違いで、そういうジャンプになることが多い、という傾向ととらえる感じ。あくまでも重要なのはエッジの内側で跳んでいること。
振り向きざまにルッツを跳ぶ羽生結弦
2011年のGPFにて(2:30過ぎ)。振り返りざまに3Lz-2T。世界選手権でも同じように振り返りざまにルッツでした。このパターンは解説で言ってくれないとフリップと間違えそう。一応プロトコルチェックしましたがクリーンなルッツでした。
最近はつなぎを重視されている傾向なのか、男子も女子も複雑にターンやステップを入れてからその勢いでフリップジャンプを跳んでいる選手も多くみられるようになって、多様性のあるフリップジャンプが増えてきている気がしています。なので余計に「あれ、今のなんだった?」みたいな。
ザギトワのフリップジャンプ
平昌五輪のショート。(2:00過ぎ)振り付けと音楽と溶け込んだフリップジャンプ。お見事。さすがオリンピックチャンピオン。プロトコル満点でした。
ジェイソンのフリップジャンプ
そして個人的に凄い!と思ったフリップジャンプは、ジェイソンのショートプログラムの3F。(0:50秒過ぎ)音楽にぴったり合っていて、助走がほとんどなく不意に跳んで最後は足を上げるところまでも音楽に合わせています。(全米のショートはこの足上げがなかった!)
フリップジャンプを見分けるのが苦手な理由
私は妄想でなら、あくまで妄想だけなら、アクセルもルッツもサルコウもループもトゥループも跳べるようになりました。脳内ですけど…。
だけどなんででしょう、フリップだけはうまく跳べない…。選手だったら構成に入れてないと思う。
また、選手それぞれが多様なフリップジャンプを跳んでいるので、私の中でパターン化してくれないというのも。
余談ですが、画面で選手が右を向いてジャンプするときってエッジが見えにくくてわかりにくいなあ、って思います。