20年以上分からなかったフィギュアスケートのジャンプがあっという間にわかるようになった経緯にちなんで、ジャンプの見分けシリーズを書いてみます。
(あくまで素人目線です!)
今回は、爽快でギュイイン!なループジャンプについて。
目次
ジャンプの種類は6種類
難易度順に6種類。
- アクセル
- ルッツ
- フリップ
- ループ
- サルコウ
- トゥループ
ループはクッと一瞬ためを作ってクルクルクルって跳ぶジャンプ
ループやトゥループやフリップ・ルッツと違ってトゥでジャンプを跳ばないので、アクセルの次に見分けやすい…と私は思っています。
4回転ループはアクセルを除いて最後に認定された4回転だけあってすごく難しそうってのは素人目からみてもわかります。18-19シーズンになったら羽生君を除いてほとんどやってる選手がいなくなってしまいました。(だから余計に、フリップやルッツともう少し点数近くてもいいのになあ、、って思っちゃう。)
私は、ループは一瞬ぐっと「タメ」を作ってからぐっと勢いをつけて跳ぶイメージです。
ぐっとためて…。一瞬この「腰掛」って言われるポーズをとります。
右足だけで踏み切ります。
それからジャンプ!ちなみに、織田信成さんによるループとフリップジャンプの違いの動画がとても分かりやすいです。
↓4回転ループは3:05あたりから。しょうまくん、ゆづるくんの4回転ループです。
ジャンプの見分け参考サイト
理論的なことは、こちらから。
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セカンドループは難しい?
コンビネーションにつけられるジャンプがトゥループとループだけってのをわりと最近まで知りませんでした…。オイラーを挟むのはまた別ですが、アクセルにつなげるのはシークエンスといって×0.8の点数になります。
女子は3-3のセカンドをループにしている選手がいますが、男子はごくまれ。勢いをそのままに3回転ですから、3Tをつけるより明らかに難しそうなのはわかります。女子はザギトワやトゥルソワ、青木祐奈など、男子はジュンファンがやっています。セカンドを3Tも3Loもできるとジャンプの選択肢が増えて有利です。ちなみに、4T-2Tと3Lz-3Loは基礎点がおなじなんだそう(10.80)。
伊藤みどりのダブルループ、トリプルループ
0:45~。コンビネーションのダブルループが必須要素だったから、あえてセカンドにトリプルループをつけたそう。さ、35年前!今は2-3はメリットないから見られないでしょう。
タラ・リピンスキーのトリプルループ、トリプルループ
3:30~過ぎ。解説によると「世界初」のコンビネーションだそう。今演技を見ても十分に難易度高い気がするので新採点時代でも通用しそう。考えたらもう21年も前??
ザギトワの3Lz-3Lo
平昌五輪のショート。1:40~くらいから、トリプルルッツ、トリプルループ。
ループはどこかドラマチック
私だけかもしれませんが、ループは演出的にグワっと盛り上がるように見えて好きなんです。ドラマチックな感じがして。
好きなドラマチックループは…。
坂本花織、最後のループジャンプ
4:15~過ぎ。2018年全日本選手権の終盤でコレオシークエンスの後に跳ぶループジャンプは曲の盛り上がりも相まって最高です。GOE+1.75。
ジュンファン、ジュリエーットで跳ぶループジャンプ
3:30~過ぎ。2018年のグランプリファイナルのフリー。最後のジャンプはデカプリオのセリフ「ジュリエーット」で跳ぶループ。ネタっぽいけど好き。GOE+1.47。
男子選手はループ苦手の人多い?
プロトコルを眺めていたら、構成にループが入ってない男子が結構多いことに気が付きました。4回転があるから戦略上入れてないって可能性もあるかもですが、もしかしたら苦手で入れてない…??もっとループを見たいから、構成から抜かないで~(いっそのこと必須にしちゃえ!)。