2022年北京五輪の内容を更新しました。
男子と女子で歴代オリンピックメダリストの生年月日順を掲載していたのですが、最年少、最年長データに関する記事を分けることにしました。金メダル選手のみのピックアップも加えました。
↑こちらの記事を作ったのは歴代の名選手の誰と誰が世代が近いのかな?という興味からでした。本当は今の現役選手と引退選手の生年月日も調べたいのですが多いのでちょっと保留です。
参考サイト→List of Olympic medalists in figure skating by age
こちらは、メダルを取った年齢をランキングしているwikipediaです。メダルを複数回取っている人も、複数書かれています。こちらのサイトは団体戦も込みで書かれていますが、個人戦のみピックアップしていきます。
目次
男子フィギュア最年少、最年長メダリスト
メダリスト年少順
複数のメダル保持者も、一番最初にメダルを取った年齢です。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | スコット・アレン | 14歳363日 | 1964銅 |
2 | ロベルト・ファン・ゼーベレック | 18歳107日 | 1928銅 |
3 | ロナルド・ロバートソン | 18歳129日 | 1956銀 |
4 | ディック・バトン | 18歳202日 | 1948金 |
5 | ヴィクトール・ペトレンコ | 18歳238日 | 1988銅 |
6 | 鍵山優真 | 18歳281日 | 2022銀 |
7 | パトリック・ペラ | 19歳30日 | 1968銅 |
8 | 羽生結弦 | 19歳69日 | 2014金 |
9 | エフゲニー・プルシェンコ | 19歳103日 | 2002銀 |
10 | デビッド・ジェンキンス | 19歳217日 | 1956銅 |
男子シングル上位10位までのランキングです。赤字の方々は複数メダル保持者です!
1964年インスブルックオリンピック男子シングル銅メダリストのスコット・アレンさんが14歳でメダルを取ったのが最年少です。
スコット・アレンさんの14歳を例外とすると、若くても18歳からが多いですね。若くしてメダルを取るということは、伸び盛りの時にメダルを取る、とも言えるので、さらにまたメダルを取れる可能性が高いということかも…。
ちなみに、団体戦を加えると、平昌五輪のネイサン・チェンは18歳と283日で7位に食い込み、ソチ五輪のジェイソン・ブラウンは羽生結弦の上に食い込みます。
最年少金メダリストは?
こちらは、金メダリストのみに絞った上位10選手です。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | ディック・バトン | 18歳202日 | 1948金 |
2 | 羽生結弦 | 19歳69日 | 2014金 |
3 | アレクセイ・ウルマノフ | 20歳94日 | 1994金 |
4 | ヴォルフガング・シュヴァルツ | 20歳155日 | 1968金 |
5 | イリヤ・クーリック | 20歳267日 | 1998金 |
6 | マンフレート・シュネルドルファー | 20歳267日 | 1964金 |
7 | オンドレイ・ネペラ | 21歳20日 | 1972金 |
8 | アレクセイ・ヤグディン | 21歳333日 | 2002金 |
9 | ロビン・カズンズ | 22歳188日 | 1980金 |
10 | ヴィクトール・ペトレンコ | 22歳233日 | 1992金 |
男子シングル金メダリストの上位10位の年少順ランキングです。赤字の方々は複数メダル保持者です!
最年少金メダリストは羽生結弦選手の前にオリンピック2連覇を成し遂げたディック・バトンさんでした。バトンさんはこの表では実はペトレンコさんの前の順位に2番目の金メダルを取得しています。
メダリスト年長順
複数のメダル保持者も、一番年齢が高い時に取得したときのランキングです。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | マルティン・スティクスルート | 44歳78日 | 1920銅 |
2 | ギリス・グラフストローム | 38歳247日 | 1932銀 |
3 | ウィリー・ベックル | 35歳19日 | 1928銀 |
4 | ウルリッヒ・サルコウ | 31歳83日 | 1908金 |
5 | エルンスト・バイアー | 30歳140日 | 1936銀 |
6 | ポール・ワイリー | 27歳110日 | 1992銀 |
7 | エフゲニー・プルシェンコ | 27歳107日 | 2010銀 |
8 | ハビエル・エルナンデス | 26歳308日 | 2018銅 |
9 | トーラー・クランストン | 26歳297日 | 1976銅 |
10 | カール・シェーファー | 26歳273日 | 1936金 |
赤字は複数メダル保持者で、一番年齢が高い時の記録です。
最年長は、1920年アントワープオリンピックで銅メダル獲得のマルティン・スティクスルートさんで、44歳!スゴイ。
高い年齢でメダルを取得した方々も、連覇者が多い印象です。ギリス・グラフストロームさんは、26、30、34、38歳でメダルを取得したレジェンドです。
エフゲニー・プルシェンコは年少ランキング、年長ランキングにもランクイン!
団体戦も入れると、ソチ五輪のエフゲニー・プルシェンコが4位に食い込みます。ソチ五輪団体戦のジェレミー・アボットや平昌五輪団体戦のアダム・リッポンも28歳です。パトリック・チャンは平昌五輪団体戦で27歳でした。
最年長金メダリストは?
金メダリストのみに絞った年長順ランキングです。複数金メダル取得者も一番最後の時の年齢のみ掲載しています。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | ギリス・グラフストローム | 34歳253日 | 1928金 |
2 | ウルリッヒ・サルコウ | 31歳83日 | 1908金 |
3 | カール・シェーファー | 26歳273日 | 1936金 |
4 | ジョン・カリー | 26歳155日 | 1976金 |
5 | スコット・ハミルトン | 25歳172日 | 1984金 |
6 | エヴァン・ライサチェック | 24歳259日 | 2010金 |
7 | ブライアン・ボイタノ | 24歳121日 | 1988金 |
8 | デヴィッド・ジェンキンス | 23歳242日 | 1960金 |
9 | エフゲニー・プルシェンコ | 23歳105日 | 2006金 |
10 | 羽生結弦 | 23歳72日 | 2018金 |
赤字は複数メダル保持者で、一番年齢が高い時の記録です。最年長はギリス・グラフストロームさんでした。グラフストロームさんは3連覇しているので、30歳と26歳の時も表の中であと2回ランクインしています。
羽生結弦選手がまたランクインするとは意外でした。と言っても実は金メダリストはこれまでに20人しかいないので、そういうこともあります。ちなみに、11位はヘイス・アラン・ジェンキンスさん(1956金)でした。
女子フィギュア最年少、最年長メダリスト
男子同様、複数メダル保持者も一番目にメダルを取った時、または最後に取った時を紹介します。
メダリスト年少順
複数のメダル保持者も、一番最初にメダルを取った年齢です。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | セシリア・カレッジ | 15歳79日 | 1936銀 |
2 | タラ・リピンスキー | 15歳255日 | 1998金 |
3 | イングリート・ヴェンドル | 15歳261日 | 1956銅 |
4 | アリーナ・ザギトワ | 15歳281日 | 2018金 |
5 | ソニア・ヘニー | 15歳316日 | 1928金 |
6 | キャロル・ヘイス | 16歳13日 | 1956銀 |
7 | オクサナ・バイウル | 16歳101日 | 1994金 |
8 | テンリー・オルブライト | 16歳217日 | 1952銀 |
9 | サラ・ヒューズ | 16歳295日 | 2002金 |
10 | ペトラ・ブルカ | 17歳77日 | 1964銅 |
女子シングル上位10位までのランキングです。
1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘンオリンピックで女子シングル銀メダリストのセシリア・カレッジさんが15歳と79日で最年少メダリストです。最初に女子でダブルサルコウを跳んだ方だそう。15歳のメダリスト、結構多いですね。前年度の7月1日までに15歳になっていないとオリンピックに出場できないので、めぐりあわせの運もありそうですが、そのルールがない頃でも14歳のメダリストはいないというのも不思議です。
団体戦も合わせると、2位に食い込むのが2014年のユリア・リプニツカヤさんで15歳249日です。アリーナ・ザギトワも団体戦で銀メダルですね。
最年少金メダリストは?
金メダリストのみ。複数のメダル保持者も、一番最初にメダルを取った年齢です。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | タラ・リピンスキー | 15歳255日 | 1998金 |
2 | アリーナ・ザギトワ | 15歳281日 | 2018金 |
3 | ソニア・ヘニー | 15歳316日 | 1928金 |
4 | オクサナ・バイウル | 16歳101日 | 1994金 |
5 | サラ・ヒューズ | 16歳295日 | 2002金 |
6 | アデリナ・ソトニコワ | 17歳234日 | 2014金 |
7 | カタリナ・ヴィット | 18歳77日 | 1984金 |
8 | アネット・ペッチ | 19歳172日 | 1980金 |
9 | キム・ヨナ | 19歳173日 | 2010金 |
10 | ペギー・フレミング | 19歳198日 | 1968金 |
最年少金メダリストはタラ・リピンスキーさんでした!
メダリスト年長順
複数のメダル保持者も、一番年齢が高い時に取得したときのランキングです。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | エセル・ミューケルト | 38歳246日 | 1924銅 |
2 | ベアトリクス・ローラン | 27歳233日 | 1928銅 |
3 | マッジ・サイアーズ | 27歳43日 | 1908金 |
4 | イリヤ・スルツカヤ | 27歳14日 | 2006銅 |
5 | カロリーナ・コストナー | 27歳12日 | 2014銅 |
6 | テレサ・ウェルド | 26歳248日 | 1920銅 |
7 | ドロシー・グリーンハウ=スミス | 26歳32日 | 1908銅 |
8 | マグダ・ユーリン | 25歳276日 | 1920金 |
9 | スベア・ノーレン | 24歳203日 | 1920銀 |
10 | ナンシー・ケリガン | 24歳135日 | 1994銀 |
赤字は複数メダル取得者で、一番年齢が高い時の記録です。
最年長は、1924年シャモニーオリンピックで銅メダル獲得のエセル・ミューケルトさんで、38歳!ペアも掛け持ちしていました。今後、38歳のエセル・ミューケルトさんの記録を抜くのはかなり難しそう。
荒川静香さんは11位で24歳56日でした。
意外だったのが、24歳でもう上位ランキング入りしてしまうのか…ということです。
団体戦も入れると、平昌五輪の長洲未来さんがマグダ・ユーリンの次の順位に食い込みます。
2回目のメダルを手にする年齢は、ざっと見ると21歳~23歳に集中しているようでした。17~19歳で1回目、21~23歳で2回目、という感じです。
最年長金メダリストは?
金メダリストのみの年長順ランキングです。複数のメダル保持者も、一番年齢が高い時に取得したときのランキングです。
順位 | 名前 | メダル年齢 | 大会 |
1 | マッジ・サイアーズ | 27歳43日 | 1908金 |
2 | マグダ・ユーリン | 25歳276日 | 1920金 |
3 | 荒川静香 | 24歳56日 | 2006金 |
4 | ソニア・ヘニー | 23歳313日 | 1936金 |
5 | カタリナ・ヴィット | 22歳86日 | 1988金 |
6 | ショーケ・ディクストラ | 22歳5日 | 1964金 |
7 | ヘルマ・サボー | 21歳343日 | 1924金 |
8 | ジャネット・アルウェッグ | 21歳165日 | 1952金 |
9 | ベアトリクス・シューバ | 20歳298日 | 1972金 |
10 | クリスティ・ヤマグチ | 20歳224日 | 1992金 |
赤字は複数メダル取得者で、一番年齢が高い時の記録です。
最年長は、男子の世界選手権でも台乗り経験のある、初代金メダリストのマッジ・サイアーズさんでした!荒川静香さんの24歳は3位でした。