アスリートには、ケガや病気、様々な困難などが付きまといます。そんな困難や逆境について。
逆境 setback、hurdle
- setback 逆境、妨げ、後退、頓挫、後退
- hurdle 障害物、ハードル、障害、困難
ANAの羽生結弦インタビューNo.1より
こちらのインタビューは英語版と日本語版があり、学習者にはとてもありがたいものです。
→英語バージョン"Motivated by setbacks"
→日本語バージョン"運命を受け入れ、力に変える 王者の魂"
日本語タイトル、スゴイ。あ、でも日本人だから日本語→英語に訳したのですよね、きっと。
よく読むと、結構違います。そのまま訳したわけじゃないようで、同じようなことを言っているのですが、英語版はあっさりしているというか…。なので、下記の記事から日本語バージョンを抜き出して書いてみますが、英語で書かれてないところは()で小文字で書いてます。
The first Japanese figure skater to win Olympic gold in men's singles delivers his analysis calmly, having already overcome numerous hurdles in his glittering career.
glittering:きらびやかな
(新技への取り組みやエレメンツのレベルアップなどを)冷静に分析しながら、気負いを感じさせることもなく話す羽生選手だが、(未曾有の大震災を経験しながらも)日本人男子初の金メダリストに輝いた以降も、決して平坦な道を歩んではいなかった。
Pushing himself to new levels, he successfully took on the challenge of performing a program with two different kinds of quadruple jumps. He has also raised his own world-best points score. When tested, he invariably gets results. Despite the injury setback, he is unlikely to lose focus on his goals.
(激しい練習により身体が悲鳴を上げた時期があったり)、2種類の4回転を跳ぶプログラムにチャレンジしたり、自身で叩きだした世界最高点を自らで破るなど、いくつもの壁を乗り越えながら(さまざまな挑戦を重ねて)成果を挙げてきた。それは王者の座にあぐらをかかず、己に起きたことをまっすぐに受け止め、(思考し、より高みを目指して真摯に努力できる彼だからこそ、何事にも揺らぐことがないのだろう。事実、取材から40日後のシーズン初戦――ISU公認の国際大会で史上初となる4回転ループを成功させ)、またひとつ壁をクリアしてみせた。
逆境、災難 adversity
adversityも同じく逆境という意味で使います。
- adversity 逆境、不運、災難
長洲未来の記事より。
In the run-up to PyeongChang 2018, she’s gained more maturity and perspective. She took over her career and moved to Colorado, and she’s weathered more adversity and came out stronger because of it.(NBC)
perspective:見通し
weather:切り抜ける2018年の平昌が近づいている中、彼女(長洲)はより成熟さや見通しを手にした。彼女はキャリアを引き継いでコロラドに移り、より多くの逆境を切り抜け、おかげでより強くなって出てきた。